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バビロンの大富豪

今回はお金についての本です。


バビロンの大富豪 (<CD>)

バビロンの大富豪 ()


バビロンの大富豪
 繁栄と富と幸福はいかにして築かれるのか」
ジョージ・S・クレイソン著 大島豊
グスコー出版(本) パンローリング(CD)


◎読んだ理由
私ももちろんお金に関することには興味があります。私はこの本のオーディオブックCD版を買いました。なにかオーディオブックを聞こうと思っていて見つけたのがこの本だったのです。


◎本の内容
古代都市バビロンでのストーリーから、繁栄と富を手にする方法を学んでいきます。いろいろな原則が出てきますが、一番良く耳にするのが”給料の10分の1は投資に回せ”ということです。
私たちは日ごろ、会社や組織、世の中のために働いてお金を得ています。そうして得たお金を、今度は私たち自身のために働かせる、これが繁栄を手にする秘訣なのだそうです。
そして、お金が無いと言っている人は、給料をすべて欲しいものに使い切ってしまっている。私たちの生活は案外贅沢している部分もあって、給料の10分の9の範囲(あくまで目安)であれば今までと変わらない生活が可能なのだそうです。

他にも、投資の方法なども語られているのですが、こちらは、その道の専門家に助言を求めよ、や、元本の損のない投資を選べ、といった具合です。元本を損しない投資があったらいいんですけどね。国債とかでしょうか。


◎私への影響
私はこれまで、今度の給料が入ったらあれを買ってこれを買って、と、使うための予算を考えていました。もちろん、買うものの優先順位は考えているのですが、基本は買いたい物でいっぱいで給料はすぐなくなります。
この本を読んで、使わない予算を建てるようになりました。今度の給料はこれだけで、食費、ガソリン代、保険代など絶対に払わなくてはならないのはこれだけ、自由に使えるお金は○円までにして、残りは投資のための貯蓄に回そう、といった感じです。家計簿も付け、何への出費が多かったのか把握しています。
世の中は欲しい物で溢れかえっています。しかし、それを次々に買っていったのでは際限がない。ひとまず、投資をしてお金を集めていこうと思わされました。今はいろいろ買いたい物を我慢して過ごしています。それも将来のためです。


◎その他
この本の元祖が書かれたのは1926年、今から80年以上前のことです。不滅の名著と言われるのはそのためです。この本の多くの記述は今でも十分活用できますが、中には時代に合わないと思うものもあります。前述した投資も、当時は元本割れしない投資があったのかもしれません。
一番気になったのは、家への投資は有効な投資である、という記述です。本の中では、家が良いと井戸で水を汲むのが楽、であったり、生活水準全体が上がる、といった説明がなされていますが、これは現代にそのまま当てはめない方が良いでしょう。他の本では、家は負の遺産、と書かれているものが多く見受けられます。税金は高く、恒常費用もかかるので、家への投資はそこそこにしておきたいものです。

あと、私はこの本のオーディオブックCD版を購入しました。通勤中に聞くことができ、時間をうまく使えたと思います。ただ、オーディオブックだと2940円で、本で買った場合より千円以上高いのです。値段を気にする方は本の方の購入をどうぞ。