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部下を定時に帰す仕事術

前回に引き続き仕事術に関する本を紹介します。


部下を定時に帰す仕事術 ~「最短距離」で「成果」を出すリーダーの知恵~

部下を定時に帰す仕事術 ~「最短距離」で「成果」を出すリーダーの知恵~


部下を定時に帰す仕事術
 最短距離で成果を出すリーダーの知恵」
佐々木常夫 WAVE出版
1400円+税


◎読んだ理由
前回紹介した本「会社人間が会社をつぶす」を読んだときに、本屋に仕事術に関するコーナーがあることに気づきました。そこで、仕事術についての本を一冊読んでみようと思い、手に取ったのがこの本でした。


◎本の内容
章ごとに内容を追ってみると、
1.仕事術・計画編
2.仕事術・効率アップ編
3.仕事術・時間創出編
4.著者のビジネスに対する考え方
5.経営者に向けて
6.ライフワークバランス
、といった感じでしょうか。


この本に書かれている仕事術を端的に述べれば、しっかりとした計画を立て、他人よりも早く行動し、無駄な行動を省くということです。
本の中では、具体例がたくさん述べられています。

それらの例を挙げておくと、スケジュール帳をうまく使う(計画)、重要でない仕事はそれなりに片付けて重要な仕事に集中する(効率)、通勤などの隙間時間を使う(時間創出)などです。


本のタイトルでは”部下を定時に帰す”となっていますが、私のような新入社員が読んでも大変参考になるものです。中には、”12時から昼食だと混み合うから、10分前から休憩をとる”といった、上司でないと実行できないものもあります。しかし、”部下を定時に帰す”という言葉は、毎日仕事を6時に終えながら家庭の世話をし、ついには取締役にまでなった著者の過程を示したもの、と考えた方が適切だと思います。


ワークライフバランスについての記述もあります。ライフワークバランスを企業が導入することのメリットも述べられていて、
1.社員満足度を高める
2.生産性を上げる
3.優秀な人材を確保する
の3点です。なお、企業がワークライフバランスを導入する利点を長く述べていますが、ワークライフバランスの詳しい内容については記述がありません。ワークライフバランスの中身までの説明は、当書の役割ではないということなのでしょう。


◎私への影響
当書に書かれている仕事術を参考に、仕事に取り入れていきたいと思います。私のEメールの書き方は、当書で駄目な典型として挙げられているのと同じもので、もっと用件のわかりやすいメールを書くように心がけたいと思います。

あと、当書を読んだことが直接の原因ではないのですが、朝型の生活をするようになりました。朝の時間をうまく使う、というのは、多くの本で述べられているところです。また、これまでは車で通勤していましたが、通勤時間を有効に使いたいと考え電車通勤に変えました。

それから、著者は当書の中でいわゆる多読家を批判しています。本を読むよりも実経験を積め、批判精神なく本を読んでいるとすればむしろ有害、とのことです。肝に銘じておきます。


◎その他
著者はこの本を書く以前に、「ビッグツリー」という本をWAVE出版から出されています。こちらは仕事のほかに、多くの問題を抱えていた著者の家庭についての話題を主眼に書かれているようです。