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25歳からのルール

会社に入ってまだ2,3年。25歳はそんな年齢です。




あたりまえだけどなかなかできない 25歳からのルール (アスカビジネス)

あたりまえだけどなかなかできない 25歳からのルール (アスカビジネス)




「あたりまえだけどなかなかできない
 25歳からのルール
吉山勇樹 アスカ出版
1400円+税






◎読んだ理由
ちょうど25歳なので書店でこの本のタイトルが眼にとまりました。社会に出てのルールが学べることを期待していました。







◎本の内容



・ルールというよりは心構え
私は社会人としてのルール(たとえば人前での振舞い方)が書かれているものかと思って当書を購入しましたが、実際に読んでみると、20代後半を見据えての心構えについて書かれていました。当書の帯に書かれているものからその例を挙げます、”やめる理由ではなく、続ける理由を探す”、”同期ではなく先輩をライバルにする”、”会社のふんどしで相撲をとらない”といった感じです。社会でのルール(心構え)だけでなく、私生活やお金についてのルールも書かれています。

”ちょっと無理そうな目標を立てる”、”失敗は今のうちにしておこう”などのルールは、自己啓発系の本の多くに書かれているもので、当書は自己啓発として程よい内容のものだと感じました(しっかりした自己啓発系の本を読むと、実践例・具体例、その理由がたくさんかかれていますが当書にはそこまでは書かれていません。その意味で程よい内容といえます)。







・見開き2ページでルールを1つ解説
当書は、100のルールが書かれています。当書の前書きにも書かれていますが、これだけの数があるので自分にあったものを見つけて実践していくことができます(100のルールすべてを守る必要はないということ)。100もルールが書かれているのですが、ルール1つにつき見開き2ページで書かれています。ダラダラくどくどと書いてあるようなことはなく、スラスラと読み進めていくことができます。







◎私への影響
前述のように、当書の内容は私が期待していたものとは違ったのですが、自己啓発の本として当書を読んだときに参考になることが多くあり、結果として満足しています。内容はサラッとしたものですが、深い内容を求めていないのであれば良書です。






私が一番実践しようと思ったのは、”失敗談を語る先輩を探す”というルールです。当書の中では、失敗談を語る人とはより深い付き合いができる、として紹介されています。深い付き合いができる、という理由はさておいて、自分自身に置き換えたときに、私は失敗談を他人に語ることができているのか、とつい考えてしまいました。変なプライドのせいで自慢話ばかりしているようなことはないか、自慢話ばかりしていては角が立ちます。また、成功話よりも失敗話の方が学ぶことは多く、話し相手も聞いていて勉強できるだろうと思います。私も、失敗談を語れるような人間になろうと思いました。







◎その他
アスカ(明日香出版)からは他にも、「サービスのルール」、「組織のルール」といったルールシリーズ、「28歳からのリアル」、「33歳からのルール」などの○○歳からの〜シリーズが出版されています。

また、当書の著者の吉山勇樹さんは段取り力で有名な方で、「ダンドリ仕事術」という本を出されています。興味のある方はどうぞ。