神社に行く

神社が好きなので、行った先の写真をアップします!

しっかりと自分の意思を持って仕事をする

会社では教えてくれない仕事のルール

会社では教えてくれない仕事のルール



会社では教えてくれない
 仕事のルール
クロスメディア・パブリッシング
長井亮 1280円+税






◎読んだ理由
本屋で平積みにされていて目に留まりました。当書のタイトルと、帯に書いてある言葉が気になり読んでみました。「人のためになる仕事をしたい、最近転職を考えている、同世代の人の給料が気になってきた、出世なんて興味ない。1つでも当てはまるのなら、5年後、あなたは確実に後悔する!」って帯です。






◎本の内容
○仕事のやりかたというより考え方が書かれている
当書は4つの章に分かれています。
・あなたの市場価値、キャリアについてもう一度見直す
・どんな会社でも通用する人の考え方
・どんな会社でも通用する人の仕事の習慣
・これだけは徹底してほしいポータブルスキル
大体2〜3ページにつき1つの<仕事のルール>が書かれています。仕事のできる人はこういうことをしている、というよりは仕事のできる人はこういう考え方をしている、という内容です。特徴的に感じたのは、「市場価値」「ポータブルスキル」という表現からでもわかるように、今いる会社にとらわれない、どこにいっても通用するものを伝えてくれていることです。第1章の最後の<仕事のルール>が端的にこれを表しています、それは「世に出ろ、それが本当の出世だ」というルールです。社長だの部長だのといった会社の役職も、ひとたび会社を離れれば何の役にも立たない、どこでも通用するスキルが真に重要だ、というわけです。







○<仕事のルール>の例をいくつか
特に1章の部分は、どこにいっても通用するスキル、というのが前面に出ていてなんだか転職を勧められているような気がしてしまいました。もちろん、筆者もそういう意図で書いているわけではないでしょうし、2章以降はそういう印象も薄れています。紹介されている<仕事のルール>をいくつか挙げてみます。
「時間が無い」は言い訳に過ぎない
→工夫次第でどんなことでもスキルアップは可能。
人と話せ、意見を聞け
→いろんな人と話すと知識を吸収できる、自分の考えを整理できる
思考でなく、志向しろ
思考は「なぜ?」と考える、志向は「何のために?」と考える。本質に迫る考え方をする。







ところで、<仕事のルール>を全部読んでも、当書の帯に書かれていたことの答えは直接は書かれていませんでした。当書で学んだことを活かせば、帯に書かれていたことは解決できる、ってことなんでしょうか(例:当書を読むことにより転職に対する基本的考え方が身に付く)。当書の著者の長井さんはキャリアコンサルタントの方ですが、答えに向かうための考え方はあっても答え自体は各人によって異なる、コンサルってのはそういう職業なのかもしれません。







◎私への影響
一度目に読んだときは、それほど大きな印象を受けなかったのですが、改めて読み直してみると、良いことが書いてある本だなぁと感じます。私は周囲に流されやすい面がありますが、当書に書かれている<仕事のルール>はどれも自分なりの意思を持つことが求められています。強い意志を持って、できることから実践していきたいと思います。