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今の若い世代に向けたお金の使い方

前回紹介した「金持ち父さん貧乏父さん」は、こうすれば金持ちになれる、
という本でしたが、今回紹介する本は、
今後は普通の暮らしをしていてもお金が足りなくなる、という本です。





たりないお金―20代、30代のための人生設計入門

たりないお金―20代、30代のための人生設計入門





足りないお金
 20代、30代のための人生設計入門」
竹川 美奈子  ダイヤモンド社
1500円+税





◎読んだ理由
タイトルに惹かれて読みました。今、将来お金が足りるのだろうかという不安でいっぱいだからです。





◎本の内容





○忍び寄る破綻のリスク
当書では、ごく普通のサラリーマンを想定して、私たちの親と同じような暮らしをした場合お金のやりくりはどうなるかをシュミレーションしています。すると、都会暮らしの人も田舎暮らしの人も、仕事を退職するころには家計が破綻してしまうのです。このシミュレーションは、あまりお金に興味が無い人にも、このままではいけない、という考えを伝えるのに効果的です。もし周囲で将来のことを考えずにお金を使っている人がいれば、当書で書かれていることを伝えたくなります。






○具体的には
では、何が問題なのでしょうか。私たちの生涯の5大出費と言われるのが、保険・教育費・家・車・老後資金で、当書ではこれらを見直すことを提案しています。またさらに、老後に向けて資金の運用を行うことを薦めています。これらについて、具体的にどうすればよいかもしっかり書かれています(どういう保険を選べばいいか、どういう投資の仕方が良いか、など)。ちなみに、この5大出費についてはお金について書いてある本であればよく触れられるところです(中には、一番の支出は税金だ、と書く本もあります)。最後に、これらの支出を抑え運用を行った場合のシュミレーションもあるのですが、これについてはもう少し詳しく書いてほしいと感じました。投資の運用利回りはいくらを想定しているのか、という数字が書かれていないのです(若しくは書かれているが見つけにくい)。





◎私への影響
私は地方に暮らしていますが、当書を読んで車を買う気がなくなりました。自転車かスクーターで十分です。また、家も買うのも無理をする必要は無いと考えるようになりました。家と車は、これからの日本人にとってぜいたく品です。これら2つのものは、庶民には手の届かないものになるか、これまでよりも大幅に価格が下がる、のどちらかが将来起こるのではないでしょうか。