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やる気を持続させる方法とは

始めたときはやる気があった。しかし、長続きしない。
そんな方にオススメの本です。



やる気のスイッチ! 実践セミナー (Sanctuary books)

やる気のスイッチ! 実践セミナー (Sanctuary books)




やる気のスイッチ!
実践セミナー
山粼 拓巳、サンクチュアリ出版
1200円+税





◎読んだ理由
本屋で見かけて思わず、この『実践セミナー』と、前作『やる気のスイッチ(副題なし)』の両方を買いました。やる気が出るようになる本だ、と思って買いました。こういう本を読んでみたかったのです。






◎本の内容




○心理面からやる気を説明
当書で言いたいことは、①セルフイメージ(自己に対するイメージ)を書き換える②ホメオスタシス(恒常性)を働かせる③ストコーマ(盲点)がはずれ、欲しいものが手に入る、の3点です。
セルフイメージ、ホメオスタシス、スコトーマについての説明が必要だと思うのですが、結構当書の核心にせまる部分なので、説明は簡単なものにとどめたいと思います。
さらっと説明すると、始めはやる気があったのにそれがなくなってしまうのは、人間にはホメオスタシス(恒常性)が働くからです。やる気がなくなってしまう理由がわかれば、それを取り払ってやればよいですね。このホメオスタシスをよい方向に働かせる方法があります。それが高いセルフイメージを持つことです。・・・私のつたない説明では、なんのことやらわかりませんね。詳しくは、当書を読んでみてください。しかし、「やる気が出ないのは根性が足らないからだ」という精神論ではなく、心理面から説明されているのは大変参考になります。








○全体的に読みやすいことと、セミナー風の内容
本全体を通して、文字数が少なく1,2時間ほどで読み終えることができます。”やる気を出す本なのに読みにくくて読み終えられない”のではうまくいきませんから、当書はまさしくやる気について書かれた本として適切です。また、やる気を持続させるためのセミナーと同じ形式になっていて、いろいろ私たちに問いかけがなされます。”必ず成功するとすれば何をしたいか?”、”あなたが何か挑戦するときに顔色が気になる人を10人挙げて下さい”これらは、基本的には上記のセルフイメージを認識させるのに役立つものです。あ、私の中にこんな考え方があったんだ、と気付かされます








○不満が少しありますが・・・
当書についての不満をいくつか述べさせていただきます。
まず、『やる気のスイッチ』という題名はあまり適切ではない、と思います。当書は、やる気を出す方法について書かれているのではありません。これは、当書の一番初めに書かれています。どちらかというと、やる気を継続させる方法について書かれています。私は当書の題名から「やる気が出ないときもこうすればみるみる力が湧いてくる」という本だと思って購入しました。そういう本ではない、というのは注意が必要です。




さらに言えば、やる気を継続させて成功者になるにはどうすればいいか、ということに当書の主題があると思います。よくよく考えてみると、スコトーマ(盲点)という考え方は、やる気を継続させるために必要というよりは、成功者になるために必要な視点なのです。やる気について説明するのであれば、実は、セルフイメージとホメオスタシスの説明だけで足ります。成功者になるには、という視点は特に当書の前作である『やる気のスイッチ(副題なし)』によく現れています。『やる気のスイッチ(副題なし)』の内容は、よくある自己啓発系のもので、これを読んでもやる気を出す方法はわからないままです。仮に読むとすれば、『やる気のスイッチ 実践セミナー(当書)』の後に、『やる気のスイッチ(副題なし)』の順番で読むことをオススメします。




長く批判を書いてしまいましたが、やる気を持続させることについて心理面から説明した当書はすばらしいものです。大変オススメできる一冊だと思います。







◎私への影響
当書に書かれていることを実践していますよ。私にはよくホメオスタシスが働いていることを実感しています。いきなりは無理でも、徐々にセルフイメージを変えていき、いろいろなことに挑戦していきたいと思います。







◎その他
当書には、CDが付属しています。中身は、当書の著者である山粼氏のセミナー内容です。全72分で、中身は当書に書かれていることと同じです。一度当書を読んでしまえば、CDから新しく得ることはありませんが、セミナーの楽しい雰囲気を感じることができます。1200円でこういったCDまで付いてきていることに、お買い得感を感じさせられます。