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営業マンは一秒で変わりなさい

今回は営業職に関する本の紹介です。

営業マンは1秒で変わりなさい―顧客を一瞬にしてつかむ45の法則

営業マンは1秒で変わりなさい―顧客を一瞬にしてつかむ45の法則

「常識的なセールステクニックにこだわっていませんか?
 営業マンは1秒で変わりなさい
 顧客を一瞬にしてつかむ45の法則」

佐藤康行 かんき出版 1400円+税


◎読んだ理由
営業って私には向いていないだろうな、というイメージがあり、そこからちょっと読んでみようかと思いました。


◎本の内容
章ごとに内容を追っていくと、1.考え方を変えよう、2.愛の営業について、3.営業術・心がけ編、4.営業術・行動編、といった感じでしょうか。


当書に良く出てくるキーワードは、愛の営業、”現実世界が映画、自分自身はフィルム、自分自身によって現実世界の結果は決まっている”というものです。営業術に関する記述もありますが、この本で一番記述が多いのは心理面を変えることについての記述でしょう。


愛の営業とは、心の壁を無くして相手とひとつになることのようです。そのために、お客様は必ずお金を何かに使うことを指摘して『自己の商品を無理に買わせている』というような考え方を否定し、お客様の役に立つことに確信を持てと言い『自己の商品に自信の無い』営業マンの恐れを無くさせるなどしています。

では、愛の営業で本当に商品が売れるようになるのでしょうか。人間には理性の面と感情の面があり、愛を持って営業すれば感情の面に訴えることができます。また、自分の商品に自信が持てるようになれば、理性面でも自分の商品を売り込むことが可能です(製品の品質が劣っていても、アフターケアや情熱、信頼で自己の商品を一番にする)。人間の持つ理性、感情の両面に訴えることができ、お客様が商品を購入する機会が増えるわけです。

営業マンの持つ心構えで商品の売れ行きが変わるのですから、現実世界を映画とすると営業マンの心がフィルムで、結果はフィルムによって始まる前から決まっていることになります。

1秒で変わりなさい、という当書の題名にもなっているメッセージより、この愛の営業の方が、筆者がより伝えたいことだと思います。

営業術としては、握手やお辞儀の活用、見込みのないお客様からはすぐ断られよう、小さい額でもいいのでまずは買ってもらう、などが挙げられています。


◎私への影響
私は、営業をやっている友達や営業職の方の説明を聞いて、営業の仕事はつらそうだ、というイメージばかりがありました。しかし、このような恐れを抱いていては、営業職についたとしても毎日楽しくなかったと思います。こんな考え方もあるんだ、と大変新鮮な気持ちになりました。私には営業職は向いてないだろうな、という気持ちはまだ少しありますが、人間的に成長できそうな職種だと考えるようになりました。


◎その他
私は営業の仕事をしていないので、実際の営業職の方がどのような気持ちで働かれているのかはわかりません。営業をされている方がこの本を読んだときに、案外知っていることばかりかもしれません。笑顔でお客様と接しよう、といったことも書かれていますが、実際には当たり前のことです。
しかし、少なくとも私には新鮮な本であったことは確かです。考え方を変える、という面では自己啓発的な面の強い本です。



3回目の日記を書き終えました。もっといろいろ書いていって、充実したブログにしたいものです。