TOB、LBO、MBOは何の略?
久しぶりの更新です。怠けていてすみません。
- 作者: 細野真宏
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/03/29
- メディア: 単行本
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「細野真宏の
ニュースでわかる世界一わかりやすい株の本」
細野 真宏 文芸春秋
952円+税
◎読んだ理由
節約系の本を読んだ際、その中で紹介されていたので読むことにしました。
◎本の内容
○株の用語と株価の動きをニュースで解説
当書は、株の用語をニュースを用いて解説してくれます。題名の用語はそれぞれ、
・TOB=Take Over Bid(株式公開買い付け)
・LBO=Leveraged Buyout(てこの原理を用いた買収)
・MBO=Management Buyout(経営陣買収)
の意味ですが、これくらいは、調べればわかります。当書では、ニュースを通じてこういった場合に株価が実際にどう動いたか、どう動くかを学ぶことができます。
当書で解説されるのは、自社株買い、TOB、ホワイトナイト、LBO、MBO、アメリカのニュースと日本の株価の関係、です。私は当書を読むまで、自社株買いと聞いてもよいことなのか悪いことなのか、株価は上がるのか下がるのか、よくわかっていませんでした。実際にはケースに寄るのですが、自社株買いのニュースを自分で判断するための考え方を知ることができます。
◎受験生はお世話になった細野氏のテキスト
著者の細野真宏さんの本業は、予備校の講師で数学を教えています。予備校の講師としても本を出しており、大学受験のときにお世話になった方も多いのではないでしょうか(私はお世話になりました)。その数学の本もわかりやすかったのですが、当書も同様です。まずは、絵が多い。細野氏独特のクマとパンダの絵がところどころにあります。また、波線が引いてある、赤字で書かれている、囲って書かれている、と、重要なところがハッキリしています。高校の頃の学校のノートを思い起こされる、わかりやすい本です。
◎私への影響
TOBのニュースは実際には多くありませんが、ニュースに踊らされず、自分なりの戦略で株価がどうなるか判断していきたいと思います。
当書で取り上げられるニュースには、村上ファンドやライブドアといった誰もが知っている有名なものもあるのですが、いかんせん時間が経ちすぎている、というのが難点です。この”世界一わかりやすい株の本”シリーズは他にも何冊か出ているのですが、話題が古い、今も通用するか、ということはシリーズ全体を通して言えます。なんと言ってもシリーズ第一弾は2005年の出版ですから。
◎その他
その他には、それなりに本と関係したことを書いてきたのですが、今回、本と全く関係ない不満を書いてもいいでしょうか(これは、私の勤めている製造業では、不満がビジネスチャンスにつながる、不満を改善できないか考える、という志向があるからです)。
最近寒くなってきて、朝、車のフロントガラスに霜が降ります。これ、なんとかならないでしょうか。これからもっと寒くなると、朝眠いのに早めに車のエンジンを入れておいたり、フロントガラスにお湯をかけてひとまず氷をとかす、なんて作業をしないとならないのです。私にとって、バックのときにカーナビで後ろが見えるようにする、なんて機能よりも、朝のフロントガラスを凍らないようにする機能の方がありがたいです。雪国の人には需要があると思うのですが、自動車会社がどれも雪が降らないところにあるから作ろうとしないのだ、と勝手に思っています。なにかいいアイデアないしは裏技はないか、と冬が来るといつも考えます。
本当に全くの不満になってしまいました。
しばらく更新をお休みしてしまいましたが、せっかくのブログなので、ちゃんと定期的に更新していきたいと思っています。今後、頑張ります。